不登校の現状

不登校とは?

不登校とは、どのような子どものことをいうのでしょうか。文部科学省では以下のように定義しています。

心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくてもできない
年間30日以上出席していない
病気や経済的なことが原因ではない

不登校児童の推移

上記の定義に基づき、平成26年に文部科学省が不登校児童数を調査した結果(「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」)によると、

小学生25,866人
中学生97,036人

以上の児童数が不登校であったと報告されています。以前横ばい状態が続いている状況のようです。しかしながら、定義に基づいて調査を行った結果であり、例えば29日学校を休んだ子どもや適応指導教室に通っている子どもなどは、結果に含まれてはいません。実際に不登校の子どもの数は、はるかに多いのが現状です。

誰が不登校になってもおかしくない!

子どもの不登校の原因は千差万別です。平成26年の文部科学省の調べ(「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」)による「不登校になったきっかけと考えられる状況」には、学校に係る状況として「いじめを除く友人関係をめぐる問題(17,813人)」「学業の不振(10,800人)」、家庭に係る状況として「家庭の生活環境の急激な変化(6,886人)」「親子関係をめぐる問題(13,451人)」となっています。

さらに、本人に係る状況として「無気力(31,824人)」「不安など情緒的混乱(36,603人)」などが高い数値を示しており、誰が不登校になってもおかしくないということが分かります。特に、心理的な問題で不登校になっている場合、落ち込むことが多くなったり、人と会うことを嫌がったり、緊張や不安に襲われたりと、うつ病のリスクが高まります。

 

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