親の感情を子供に伝える大切さ

親のマイナスな感情を、子どもに悟られてはいけない、伝えてはいけないと思っている方もいらっしゃるようですが、決してそんなことはありません。感情的にならず、分かりやすく言葉で伝えてあげてください。

なぜ親の感情を子どもに伝えるの?

親といっても1人の人間です。嬉しく楽しいときもありますが、つらい、悲しいなどマイナスの感情を抱いてしまうこともあります。そのマイナスな感情も、子どもにしっかりと伝えることが大切です。

それは親と同じく子どもまで、感情の伝え方が分からない大人へと成長してしまう可能性があるためです。嫌な思いを言葉で伝える力がないと、泣いたり物を投げたりという行為を繰り返します。それを解決するためには、親が普段からマイナスな感情も言葉で表現し、手本を見せることが大切なのです。

マイナスな表現をすると子どもに悪影響ではないかと思うかもしれませんが、嬉しいことだけではなく、悲しい・嫌という感情の表現の仕方を教えていないと、将来的に八つ当たりしてしまうかもしれないのです。気持ちを言葉にすることはすごく重要なことです。小さい頃から気持ちを言葉で表すことを意識させておけば、自分を全面に出せますし、相手の気持ちにも気づけるようになります。

「感情的な行動」と「感情の表現」を混同しないように!

感情の伝え方が分からず、マイナスの感情をずっと抑え続けたままでいると、一気に不安や不満、怒りが爆発してしまうことがあります。結果、うつ病になったという方も少なからずいらっしゃいます。

しかし、このような感情的な行動をとるのはNGです。どんどんしていただきたいのは「感情の表現」です。「つらい」「悲しい」「イヤな気分だ」など、しっかり感情を表現しましょう。

「感情的な行動」と「感情の表現」、この2つは混同しがちです。そのために、感情を表現してはいけないと思い込んでいる人が多くいらっしゃいます。感情的な行動をとってしまわないためにも、感情を表現するのは必要不可欠なことなのです。

 

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