拒食症は心の病気

食事をしなくなる拒食症は、摂食障害の一つで、心の病気です。
こちらでは、拒食症についてご説明します。

初期の拒食症は気づかれにくい

拒食症を発症するキッカケは人によって異なります。「やせたい」とはじめたダイエットやちょっとしたストレス・悩み、なかにはご本人が気づかないうちになっていることもあります。

拒食症は食事をしないでやせていく「制限型」と、食べたものを吐いてやせていく「排出型」があります。どちらにしても人が生きていく為に必要な栄養がとれず、食べることを苦痛に感じてしまうつらい病気です。

しかし、ご本人は拒食症の自覚がないことが多いです。また、やせているけれど活発に活動する方が多く、傍目からも健康的で元気そうに見える為、周囲の方々も気づかないことがあります。

拒食症の悪化は危険

食事をしなくなる拒食症は生命活動に必要な栄養が不足するため、体に様々な症状があらわれます。

体重が極端に減る
女性の方は生理がこなくなる
栄養不足で免疫力が低下し、体調を崩しやすくなる
不整脈が起きやすくなる
電解質異常でむくみやすくなるなど

悪化すると体が食べ物を受け付けなくなり、症状はさらに悪化していきます。

ご家族や身近な方でダイエットが行き過ぎている、一緒に食事をしなくなった、食後に吐いているようだなどの行動が目立つようなら、注意が必要です。

拒食症は食欲不振といった単純なことでなく、ご本人の考え方や生き方に関係したデリケートな問題ですから、カウンセリングを受けるように勧めてください。
ご本人の気が進まないようなら、ご家族だけでも相談にお越しください。

 

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