子どもはなぜ言うことを聞かないの?

「子どもが言うことを聞いてくれず困っている」。そんな悩みを持っている親は多いと思います。子どもは注意をしたとき、言われたことを理解していても言うことを聞かないことがあります。理解しているはずなのに、なぜ子どもは言うことを聞いてくれないのでしょう。

怒られるのは誰でも面白くない

叱るとき、つい大人の都合で叱っていませんか。想像してみてください。もし、あなたが何の説明もなく相手側の都合で「~をしなさい」と注意されても、嫌な気持ちになり、反発したくなります。
子どもも同じで、頭ごなしに「~しなさい」と怒られても面白くありません。そのため、反抗して親の言うことをわざと聞かないことがあります。

子どもにも理由がある

言うことを聞いてくれない理由は他にもあります。それは、子どもにも理由があるからです。子どもも一人の人間で、いろいろなことを考えています。大人からすると意味がないように思えることにも、子どもなりに理由があって行動をしているのです。

例えば、子どもがおもちゃで遊んでいるとき「片付けなさい」と注意しても、すぐに片付けないのにも理由があります。今やっている遊びを最後までやり遂げたかったのかもしれません。もしかしたら、何かを作っている途中で完成したものをご両親に見せたかったのかもしれません。理由があって作業をしているのに、無理やり作業を中断させられても、子どもは納得ができず言うことを聞かないことがあります。

無理やり言うことを聞かせようとすると、子どもは意地を張り、大人はイライラするという悪循環に陥ります。大切なのは、子どもを理解する姿勢を持つことです。子どもが言うことを聞かないときは、接し方や伝え方を工夫してみてはいかがでしょう。

 

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