【拒食症とは?】拒食症の原因から治療法まで説明

美しくなりたいという願望から、ダイエットを始めたという方は多いのではないでしょうか。適切なダイエットであれば、数ヶ月経つと、理想の体型に少しでも近づいているはずです。しかしすぐに痩せたいからといって、過度の食事制限や運動を行う方もいますが、これが「拒食症」になる可能性があることをご存知ですか。

この記事では、拒食症とは何か、その原因や症状、治療法や予防法を徹底解説します。過度なダイエットを行ってしまいがちの方に向けた記事となりますので、ぜひご一読下さい。

1.拒食症とは?

拒食症とは、過度の食事制限を行うことにより、極度に体重が減ってしまうことです。痩せたというレベルではなく、原型をとどめないほど痩せてしまうことこそが、拒食症の特徴になります。ただし拒食症は食事制限を行うことだけで発症するものではありません。家族関係や身の回りの環境状態も関係してきます。

1-1.拒食症の原因

前述した通り、拒食症は過度の食事制限だけが原因ではありません。コミュニケーションがうまく取れないことや、環境や状況の変化によって受ける過度のストレスも原因となってしまいます。そのストレスをうまく解消できるのであれば、拒食症になる心配はありません。しかし拒食症になる方はストレスを溜めこみやすく、解消することが苦手だという傾向にあります。

1-2.拒食症の具体的な症状を紹介

拒食症を発症した場合に現れる症状は主に3つです。
・低血圧
・尿がでない
・食べても吐いてしまう

主にこれらの症状が見られます。拒食症を発症してしまうと、普段通りに食事をすることもできません。そのために血圧や体温が低くなり、生命を維持するために活動している循環器が正常に活動しなくなります。そうなると、生命を維持することが難しく、最悪の場合は命に関わる可能性があるのです。それも、5%~20%の高い確率とも言われています。

2.拒食症を治療する2つの方法

拒食症を治療する方法は2つあります。その2つとは以下の通りです。
・薬による薬物治療
・カウンセリングで行う精神治療

拒食症は治せない病気ではありません。根気よく治療を行えば、拒食症を完治させることができます。それでは、「薬による薬物治療」と「カウンセリングで行う精神治療」についてを詳しく説明していきましょう。

2-1.薬による薬物治療

まず1つ目は薬による薬物治療です。拒食症の場合、口から胃の中に食物を運んだとしても、消化できず、全てを吐いてしまいます。そうなると栄養を補給することができませんので、薬を投与し、生命を維持するのです。場合によっては、栄養補給剤を用いることもあります。

2-2.カウンセリングで行う精神治療

続いて2つ目は、カウンセリングで行う精神治療です。冒頭の方でもご説明しましたが、拒食症は環境や状況の変化による過度のストレスが原因でもある、ということです。そのために、精神的に抱えている悩みを解決しなければ拒食症を完治させることはできません。薬物治療は生命を維持することができても、根本的に拒食症を解決させることができません。ですので、精神的に抱えている悩みをカウンセリングで行う精神治療で、根本的に拒食症を治療しましょう。精神的な悩みを解決できたのであれば、拒食症は回復に向かい始めます。

3.拒食症の予防法

拒食症の予防法と言ってもこれといった予防法がないということが現状です。ただ、言えることは、「過度の食事制限をしないこと」、「ストレスを溜めないこと」これを意識するだけで、拒食症の予防はできます。しかし、いつ拒食症を発症するかはわかりません。もしも、過度に体重が減ってきたと感じる方は、一度病院で診察を受けてみましょう。早期に拒食症を発見できた場合は、薬物治療と精神治療を行うことで、早期治療することができます。

4.まとめ

拒食症の原因となるものは「過度の食事制限」と「ストレスの溜めすぎ」になります。原因を理解しておけば、それにあった対策を行うことができますので、拒食症の発症を防ぐことができるでしょう。

「奈良こころの相談室」では、うつや身体の不調、拒食症やその他の摂食障害に対応したカウンセリングを行なっております。当店では、電話でカウンセリングも行っており、遠方の方でもカウンセリングを行うことが可能です。カウンセリングを利用したいという方は、お気軽に「奈良こころの相談室」までお問い合わせ下さい。